銀山湖のフライフィッシング、トローリングの釣り記録

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記録# a116
日時 2014年5月1日
天気 晴れ後曇り後雨
日中やや強い
水温 8℃
水位 濁りはそれほどひどくはない
ベイトフィッシュ ワカサギが少し沈んだ?
その他

・さあ2泊3日の最終日。ワカサギも日に日に群れが大きくなって来ていて、フライフィッシングでの
 可能性が高くなって来た。
・昨日には、船着き場横のワンドでボイルを目撃、天候も信じられない位良く、こんなチャンスは
 滅多にない
・偶然目撃したその光景はもう、銀山湖の神様が明日はフライでつれるよ! っと我々に送った
 メッセジのようにも思える。
・その神様からのメッセジを受け早速行動を起こしたのがTさん。何と、ダムサイト付近の斜面で、
 1日フライフィッシングで狙ってみるとの事。
・フライフィッシングしか出来ない環境に自らを置き、それを極めるという。
・昨日ボイルがあったとは言え、殆ど移動の出来ない岸で最終日を過ごすという、我々一般人には
 到底真似できない。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
    ダムサイト近くの斜面に、置き去り?!

・我々はやはりワカサギの多い中の又出会いへ行って、フライフィッシングをやろうと船を走らせる。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
    今日も好天 荒沢岳が眩しい。

・中の又出会いは、殆ど船も無く、静まり返っている。昨日までの状況では、ワカサギが岸に居るはずで
 フライで狙う事にする。
・タックルは、Winston Boron2X ’13.3 #7/8 ラインはRIO AFS Hoover ティペットは1.2号
 フライはUVポーラーシェニールを巻いたキールストリーマ。
・立木などをガンガン狙ってゆくので、やはりキールタイプが根掛かりが少ない。
・船を止め、風にゆっくり流されながら、Oさんとキャスティングを繰り返す。
・中の又出会いの突端、その近くのワンド、立木など丁寧に探ってゆくが、アタリなし。
・いつ釣れてもおかしくない状況であったが、ボイルも無く、小休止。
・ちょっとワカサギが居るか見て回るが、あれっ、殆ど見当たらない。昨日の様子だと、もう朝から居ると
 思ったが。今朝少し冷えたので、潜ってしまったようだ。
・ワカサギが見えないとフライで狙うのは難しい。
・仕方なく、ムーチングに切り替える。
・中の又出会い付近の突端で何ヶ所かやってみるが、殆どアタリが無い。
・やはりワカサギの密度が薄いと、魚が付いていないようだ。

・ワカサギが沢山いるポイントへ移動。少しするとOさんにヒット。 立木が多く、入り込まないように
 ファイトしていたが、バレ。ジャンプしていたので恐らくレインボーだと思われる。
・少しして、北の又方面から強風が吹いて来た。空を見ると黒い雲が出て来ている。これは天気が崩れる
 のかな?
・風が強く、ムーチングでも浮子が寝てしまい、アタリが判らない。
・ムーチングのアタリって? と思われる方が居るかもしれないので、解説すると・・・

・ムーチングの仕掛けは、遊動浮子+浮子止め おもり、ハリス+針+ワカサギが付いているのだが、
 浮子が立って、ワカサギがチョコチョコ動くと、浮子にその様子が現れる。
・ワカサギの周りに、それを捕食する魚が現れると、ワカサギが死にもの狂いで逃げる。
 この時、浮子は、ピョコピョコと踊るように動く。ここで釣り人は おおッ 何か来たよーっ と
 興奮状態に。
・岩魚であれば、そのまま浮子がピューッと消しこまれる事が多い。。
・サクラマスであれば、逆に食い上げてくる。浮子がベタッと寝てしまう。
・岩魚は馬鹿なので大抵そのままワカサギを丸のみする。従って放っておいても針がかりしてしまう。
 のんびりしていると、針を飲まれてしまう。
・ところがサクラマスは賢く、いきなり丸のみはしない。このため、浮子が寝た状態で放っておくと、
 いつの間にかワカサギだけ取られてしまう。
 そこで、食い上げて弛んだ道糸をゆっくり回収し、糸を張る。こうすると、サクラマスがまさに
 食いつく時に 穂先にググッというアタリが来る。ここでバシッと合わせるのである。
・ワカサギが逃げ回ってから、合わせまでの駆け引き、プロセスがもう、ハラハラドキドキで、
 病み付きになると言うか、もう言い表せない位楽しいのである。
・糸を張るのを性急に行うと、違和感を感じた賢いサクラマスはプッっとワカサギを放してしまう。
・ムーチングを始めた頃、いったい何十匹ワカサギを取られた事か。

・そんな訳で、浮子のピョコピョコからが面白いので、それが良く分からないとなると、興味半減となる。
・風の弱いワンドに行く事にする。
・まだ今回竿を出していないワンドでムーチングを始める。
・ムーチングの前に、フライで探ってみるが、追いも無し。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
       いかにも釣れそうな沢の流れ込みではあるが・・

・ムーチングを開始しようとしていたら、Oさんが、「投入したばかりの水面直下のワカサギに、
 魚が追ってきた!!」。 これはすぐに釣れるはず・・・なのだが。
・なかなかアタリが無かったが、ようやく自分の竿に、ピョコピョコのアタリが・・・
 しかし、すぐに浮子が動かなくなって、ありゃ? 早速ワカサギだけ取られました。
・すぐに次の仕掛け投入。するとまたピョコピョコ、そして食い上げて来た。糸フケを取って・・・
 ググッっという感触が来たのですかさず合わせると、ヒット!!

 2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
               35cm位のサクラマス。綺麗です。

・暫くして、もう一匹30cm位の岩魚がヒット。
・ここで雨が落ちてくる。
 

・かなりの土砂降りで、Tさんの事が心配になり、一旦ポイントを離れる。中の又出会いまで来ないと
 携帯が通じないためだ。
・Tさんは、別に迎えに来てもらわなくても大丈夫との事で、もう一度同じポイントへ戻るが、
 もうアタリが無い。

・相変わらず風雨が強いので、ダムサイト方面に戻る事にする。このまま波が高くなると、戻れない
 なんて事にもなりかねない。
・ダムサイト方面ではそれほどの風ではないので、仕入沢方面へ入ってムーチングと
 フライキャスティングをやってみるが、全くアタリなし。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
       仕入沢の中の流れ込みでフライフィッシング

・雨で濡れた事もあって、寒くなってきた。 いつもの銀山湖の様子になって来た。
・そろそろ潮時という事で早めに納竿。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
                 船付場へ戻る
 
・船着き場付近の斜面で粘っていたTさんをピックアップ。ワカサギの群れが定期的に通り、
 魚に追われて、水面を逃げるワカサギも目撃したそうで、小サクラマスをヒットさせていた。
 流石である

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る
      六方の桟橋で お疲れさまでした。

・釣行の〆となる、白銀の湯に寄って、帰宅する。

2014年5月1日 銀山湖で岩魚、サクラマスを釣る

・今回、なんとかフライでサクラマスを釣れないかと悪戦苦闘したが、やはりワカサギが真っ黒に
 なる位の
群れが居ないと難しいようだ。
・そういう状況は、4月末ではちょっと時期尚早という事になる。ワカサギの群れが形成されてくる
 時期には休みが合わず出漁出来ない。
・又、今回#8のキールマラブーを使ったが、追いが全く確認できなかった。
 全長をもっと長いフライにした方がよさそう。

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