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フライフィッシング初心者のためのHP フライリールについて

フライフィッシング初心者のためのHP フライリールについ


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フライリールも高価なものから、
  そうでないものまで、ピンキリです。
・基本的に高価なモデルは必要ありません  
 何故なら、ラインを格納しておくのが、
 本来の目的ですので。
 1万円以下のもので良いと思います



@スプールの直径

 ・一番気にしなくてはいけない事が、スプールの軸の直径です。軸の直径とは、
  ラインを巻く所の直径の事を言っています。

 ・最近は、ラージアーバーと言ってこの部分の直径が大きなリールがトレンドです。

 ・理由は、まずフライラインの巻きグセを最小にしたいという所から始まります。

 ・フライラインの巻きグセを少なくするには、当然、直径の大きな軸に巻けば良い事になります。
  
 ・極端に言えば、直径30cmのリールに巻くと、1回転で1m弱、27回転で27m=30ヤードになり
  フルラインを巻いても巻きグセは27回分しか付きません。

 ・そうは言ってもそんなに大きなリールでは、ロッドとのバランスが取れませんから、直径を小さくします。

 ・バランスの取れたリールの直径の中で、スプールの一番直径の大きいところでフライラインを巻き取る事で、
  巻きグセを出来るだけ小さくしたいという事になります。





 ・ラージアーバーのリールは、リールの軸の直径が大きいという事で、大量のバッキングラインを
  下巻きしなくても、外径に近い所にフライラインを巻き取る事が出来ます。

 ・フライラインは、そのスプールの外径に近い径で巻き取られ、格納されています。フライラインが
  格納される時の径は軸部の直径が小さかろうが、大きかろうが、スプールの外径に依るわけです

 ・スプールの軸が細い(直径が小さい)ものには、バッキングラインを沢山巻いて外径に近くなったら、
  フライラインを巻きます

 ・よく、バッキングラインをどれだけ巻いたら良いか良く分からないという質問がありますが、答えは
  「バッキングラインの上にフライラインを巻いた時、フライラインの巻きグセが一番小さくなるように、
  即ち、リールに ラインが干渉しないギリギリまでバッキングラインを巻く」という事になります。

 ・従って、バッキングラインは多目に準備しておいて、フライラインを実際に巻き込んでから、微調整をします。


究極のラージアーバーリール Waterworks Force ULA 3.4




Aリールのキャパシティ

 ・一般的にリールのキャパシティ(糸巻き量)は、大体、WF6+18Lb 200m  なんて表示されています。
  これは、WF6番のライン30ヤードと、18ポンドテストのバッキングラインを200m格納する事が
  出来るという意味です。

 ・同じ、WF6+18Lb 200mのキャパシティを持つリールで、ラージアーバーと細軸のものを比較すれば、
  ラージアーバーは、軸の細い所には巻きませんので、この量のラインを格納しようとすると、おのずと
  スプールの外径が大きくなります。

 ・フライラインが格納される時の径は、スプールの外径で決まりますので、ラージアーバーリールは、
  糸グセが付きにくいという事になります。

 ・細軸のリールでスプールの外径の大きいやつを買えば同じジャンと思いますが、細軸の分だけ、
  バッキングラインの量が増えてしまいます。 例えばの話ですが、WF6+18lb 
  250mという風になるかと思います。

 ・さすがに、大物がヒットしてバッキングラインが出されても、200mも引っ張って行くような大物は、
  日本ではまずありえませんので、(本栖湖を除く)250mなんて巻いても、バッキングラインのコストが
  掛かるばかりです。

 ・個人的な意見ですが、外径は大きめのリールを使うと良いと思います。






Bドラグ

 ・次はドラグについてです。 一般的にラチェット式とディスク式があります。

 ・どちらが良いかといいますと、基本的にはどちらでもいいと思います。どちらにも弱点があります。
  ディスク式がどうしても必要な時は、次のケースです。

 ・フライラインでトローリングを行う場合。・・・・ヒットした時、ラチェット式ではラインが出てしまって、
  合わせが効かない。

 ・凄いダッシュをする魚を狙う場合・・・・・・・・・ボーンフィッシュ、スティールヘッドなどが相当します。

 ・ラチェット式の弱点
   急にダッシュされた時、スプールへのサミング(手のひらで押さえてラインの出を調整する事)が遅れて、
   バックラッシュしてしまう。

 ・ディスク式の弱点
   ドラグの調整が強すぎて、ラインが出て行かず、ティペット切れとなる。
   又は、あわててドラグのノブを逆に回してしまい、強くしすぎてしまった。

 ・どちらも人間が扱うものですので、人の操作がまずければ、ティペットが切れるという事です。



C換えスプール

 ・次は換えスプールについてです。

 ・これは多分あった方がいいんでしょうけど、初めから買い揃える必要はありません。

 ・普通、フローティングラインを巻いたスプールと、シンキングラインを巻いたスプールを持っていて、
  交換します。

 ・シンキングラインも沈む速さの違いで、何種類か持ちますと、その都度換えスプールが必要になります。

 ・初心者の皆さんは、まずフローティングラインでスタートすべきですし、渓流釣りから入りたい人には、
  シンキングラインは要りませんから。

 ・それより、注意すべきは、換えスプールを交換する時に、簡単に出来るかどうかです。

 ・交換は釣り場で行う訳ですから、ネジを外さないと交換出来ないようなリールは、換えスプール自体不要です。

 ・ネジを落としたら、それこそ その日の釣りは諦めなくてはなりません。

D色

 ・黒でも、真鍮色でも銀色でも何ら変わりはありません好みの問題です。
 
 ・個人的には、シルバー系が好みです。