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フライフィッシング インジケータでの釣り 初心者のためのHP

フライフィッシング初心者のためのインジケータの釣り方



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管理釣り場でのニンフ
(インジケータ)の釣り方です。


 ・アタリが分かるシステムに
   する事が重要


・浮き釣りですので、一見簡単そうに
  見えますが、そこに落とし穴があります。
・アタリがあれば良く分かるはずなのに、
        アタリが無い? 何故?



@どんなフライが良いのか?

マラブーパターン(加賀バリ風)

マラブーパターン

こんなフライを用意します。
色のバリエーションが大事ですので、
主だった色は作って行きましょう。

下に示す色×3本/各色をいつも持っています。

フック   #10〜#12
ハックル  何でも良いが、毛足の強い物は避ける。
      パートリッジ等、
色:グレー、ブラック、ブラウンなど地味な物を多用)

ボディ  テールに付けたマラブーをそのまま
     巻き込んで、丁度良い長さに刈り込む。
      ウエイトを巻く


又は、スピードファイバー、各種ダビング材など。

テール  マラブー各色(オリーブ、ブラウン、蛍光黄、グレー、クリーム、黒、赤 等)

大切なのは、色のバリエーションとウエイトを入れる事。


     

グローバグ

グローバグ

フック   #10〜#14
ボディ  グローバグヤーン(色:蛍光黄色、赤、
     オレゴンチーズなど)

ウエイトを巻く事、フレアさせた後で、球形になるように、
ハサミで刈り込んで下さい。

注意:市販の完成品フライで、よくグローバグが
  売っていますが、グローバグヤーンで巻いたものでなくて、
  球形のスポンジ状のものに針を通したものが売っています。


  魚がフライを咥えても、合わせた時にスポンジが邪魔してフックが刺さらない(フトコロが狭い)
  ものがあります。注意して下さい。

  秋から冬に良く使います


ファジーパターン

ファジーパターン

フック  #10〜#12

ウイング グローバグヤーン
    (色:蛍光黄色、赤、オレゴンチーズなど)
ボディ   グローバグヤーン ウエイトを入れる事
テール  フラッシャブー 
  
ボディー部はスマートな形にグローバグヤーンを
 巻きつけます。

ウイングにぱらっとヤーンを付けて、刈り込みます。
引っ張っても釣れる時があります。









Aティペット

1)太さが大切です

  ・一般的な太さ・・0.8号(5x)を使います。時々6xにしますが、大型の魚だと合わせ切れしやすいです。
   これ以上太くすると、極端に釣れなくなります。

  2)フロロカーボンの糸は沈みやすいので、ティペットはフロロを使って下さい。

Bインジケータ用リーダー

1)インジケータを通す場所に、1号か、0.8号のティペット材を必ず入れます。

 ・ティペット0.8号を使う場合、下記の感じで接続します。

 0.8号30cm+0.8号100cm+1号50cm++リーダ150cm=330cm(11ft)

 ここで、注意するのは、0.8号の上にもう一度0.8号を入れています。30cmはティペット、100cmは
 インジケータ用のリーダーです。この100cmにインジケータを通して、タナの調整に使います。

 ・太い糸から急に細くすると、そこで切れやすくなります。そこで、1号を入れています。

2)更にタナが深い(70cm以上くらい)場合、風が強くて、インジケータが流されやすい場合、に、
  30cmの上に小型のスプリットショットを1個付けます。







Cスプリットショット

スプリットショット

このようなケースに入れて、市販されている錘の最も
小型の物を使います。


Dリーダー

フローティングリーダー

写真は、4Xと太い物が写っていますが、
もう少し細いフローティングリーダーを使います。

インジケータが浮いていないと全く意味が
ありませんので、風が出たり、誘いを掛けたりした
場合でも沈まないようにしています。


Eインジケータ

自作インジケータ

インジケータは、切れたり、失くしたり、消耗品です。

購入すると結構な値段なので、今は自作しています。

モヘアという毛を、軸に結んでいます。

大きさをいろいろ変えられるのが利点です。


発泡フォームインジケーター

以前は、このタイプの両面テープで貼りつけるタイプを
使っていました。

深さの調整が出来ないのが、難点ですが、浮力が大きいので
良く見えます。


浮きタイプインジケータ

このタイプは、深さを調整出来るのですが、水面からあまり高く
浮かないので目の悪い自分には不向きです。。


固定用ゴム管

上の写真に黒くゴマのように映っているのが、インジケータを
固定するゴム管です

別売りで安く売っていますので、失くしたからといって、
インジケータごと買わないようにしましょう。










Fアタリがわかるラインシステムについて

1)インジケータ釣りはインジケータにアタリが伝わらなければ、全く釣れない釣りです。
  
 ・よくあるのが、フライにウエイトが入っていないので、インジケータからフライの間に弛みが入っていて
  魚が咥えたのが分からない。

 ・タナが深いため、アタリがインジケータに伝わらない。

 ・インジケータの浮力が不足していて、沈んでいて、アタリが見えない。  などです。

2)上記が起こらないようにするため、フライには必ずウエイトを入れます。(少量でも良い)

 フライの沈みが不十分な時は、スプリットショットを入れる。タナが深い時は、必ずスプリットショットを入れる。

 (フライが着水してから、ゆっくりでも沈んでゆくので、タナが深くたっていずれは弛みが取れるなんて、
  思っていると、風でインジケータが流され、ポイントは外れるは、どの深さで釣っているか
    全く分からなくなりますよ)

 又、おもりが入っていると沈下中のアタリが取りやすくなります

 風が強い時は、タナがぼけないよう、おもりを大きなものに換えたりします。そうするとモヘアの
   インジケータでは沈んでしまう事がありますので、そのような時はフォームタイプを使います。

Gアタリ

1)見える訳ですので、解説は不要だと思いますが、インジケータからフライが一直線になる時間は、
  きちんと頭に入れてください。

 つまり、この時間より前に出るアタリと、一直線になった後に出るアタリは、違うのです。

 前に出るアタリは、ティペットが弛んでいますので、しっかり食い込んでいても小さなアタリが出ます。

 沈んでいる間のアタリはどんなに小さくても必ずアワセましょう。

 後に出るアタリは、ティペットは一直線なので、ちょっと口先でつついても、アタリは見えます。

 しかし、空振りになる事もしばしは。少し大きなアタリだけアワセてみるなどしてみましょう。






H誘い

1)風が無い時など、アタリが出ない時は誘ってみましょう。

 ・インジケータをスーと20cm位手前に動かす感じで誘ってみましょう。その後ポーズを入れるとアタリが出る
  事があります。

 ・誘っている最中に、ピクピクっと来る場合もありますので、良く見ていて下さい。

2)風が出ると、モハモハのインジケータは流されて、自然に誘う事になります。

Iどれほど放っておけるの?

インジケータでの釣りは、いくらでもほっとけます。風で流れて隣の人の方へ流れて行ったり、
フライラインにスラックが入って、合わせられなくなるまで放っておけます。

着水した時から魚はフライを見ています。ティペットまで一直線になってフライの動きが止まると、
後は波でインジケータが上下する事によってフライが動いて誘います。

しかし、それだけ放っておいてもアタリが無いという事になったら、それは問題です。

その後どれだけ放っておいても同じ事です。一旦打ち返して、フライを動かす、誘いを入れるなど、
フライを動かしましょう。

それでもアタリが出ない場合は、システムや針を見直しましょう。





Jアタリが無い場合

アタリが出ない場合は、
  1)フライの色を変える。
  2)フライのサイズを変える
  3)フライのパターンを変える
  4)タナを変える。
  5)ティペットを細くする。

  良く使う手として、足元に居る魚に投げてみて、食い気を確認します。

  色を換えてみて、興味を示すものを探します。

K重要な事

1)プレゼンテーションは、フライのターンオーバーをきっちりして下さい。
 少しループの幅を広くしてキャストして下さい。ナローループだとインジケータに絡みやすいです。

 ・特に、インジケータからフックの間は弛みが入らないようにして下さい。落ち込み中のアタリが取れません。

2)波が出た時はチャンス

 ・波がインジケータを上下させる事で、フライにも動きが伝わります。魚が食いつきたくなります。

  風下の波立っている所で良く釣れます。。