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フライロッドの選び方 初心者のためのHP

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各メーカーからいろいろなモデルが出ていて
初心者の方がフライロッドを選ぶのは大変です

初めの1本は高機能なモデルを選ばない事
何故なら初心者には使いこなせない可能性が
あります。

また、フェルール(継ぎ目)の出来上がりに
注意して選んで下さい。

まずは、9フィートの#6あたりで考えましょう。


@アクション・・ミディアムファーストを薦めます


アクションは一般に、エクストラファスト、ファスト、ミディアムファスト、ミディアム、スローとなっています。

    エクストラファスト   ⇔    スロー
     超先調子          手元調子
  になっています。

エクストラファスト
   超先調子で、フライロッドを曲げるために、早いラインスピードが必要になります。
   当然そのスピードを出すために、ロッドのスピードも速くなくてはなりません。

ファスト  
   先調子で、こちらもフライロッドを曲げるために、それなりのラインスピードが必要になります。
   初めての人では、ロッドを曲げる事が出来ない可能性があります。

ミディアムファスト
   俗に言う7:3調子から、6:4調子くらいのアクションです。ロッドを曲げやすく、
   初心者に向いています。

  ※各メーカーから発売されているロッドの中で、グレードの高いモデルは、上級者向けに作られている
   場合が多く、先調子になって来ますので注意して下さい。売る側はグレードの高いモデルを
   売りたがりますが、冷静に選びましょう。

   又、グレードの高いモデルは、素材にカーボンの含有率が高くなります。取扱いによっては、
   折れやすくなります。

 ☆キャスティング技術が上達して、ミディアムファーストのロッドが柔らかすぎと感じるようになったら、
  ファストアクションや、グレードの高いロッドに買い替えるのが良いと思います。

 ☆魚の引きに対して、竿が程よく曲がって、引きの強弱を吸収しないと、バレ易くなります。エクストラファストは
  ミディアムファストよりバレやすくなります。

Aロッドの長さ・・・・釣り場によって、’7-1/2〜’9を選びましょう。


  短い
   取り回しやすい。狭い渓流などで使いやすい。

  長い
   遠投に向く。メンディング量が多く取れる。
   湖などで岸から立ち込んだ時、水面とラインの距離が取れるので有利

  ⇒  ’8-1/2から’9を中心にして考えましょう。

Bロッドの番手・・・・どのような釣り場で、どんな釣りがしたいかで選びましょう


  渓流・管理釣り場のドライフライ・・・#3〜#4
  管理釣り場インジケータ、引っ張り・・#5〜#7
  湖・・・・・・・・・#6〜#8
  何故上記のようになるのか説明します。
  渓流では、
  ・遠投する必要が無い。即ち軽い番手のラインで良い。
  ・ラインが重いと、水面にラインが落ちただけで、魚をナーバスにしてしまう。
  ・フライが小さく(#12〜#18)、軽いので軽い番手のラインで良い。
  ・ドライフライなどでは、細いティペット(6X〜7X)を使うので、ロッドにパワーが
   ありすぎると、ティペットが容易に切れてしまう。
  ・魚の引きに合わせて、竿が程よく曲がる必要がある。(曲がらないと、簡単にバレてしまう)
  ・魚が小さいので、番手の低い竿でないと、曲がらない。
  ・管理釣り場のドライフライも渓流のシチュエーションと似ています。

  湖では、
  ・遠投する必要がある。
  ・渓流のようにピンポイントで魚の付場が分からないので、広く探る必要がある
  ・風が出た時に軽いラインでは、投げる事が出来ない。
  ・大きいフックサイズ(#8など)や、ウエイトの入った重いフライを使う場合が多く、
  ・軽いラインではこれらのフライがキャスト出来ない
  ・魚が大きいので、ティペットも太くなる(4X〜3X)。ロッドにパワーがあっても問題ない。

  管理釣り場では、
  ・丁度、上記の中間になります。

  ※単に魚の大きさだけで決めるのではないという事です。
   #4のロッドでも50cmオーバーはランディング出来ます。



☆まとめ

釣り場によっておおよそ下記のようになります。

釣り場 釣り方 フックサイズ 長さ
(フィート)
番手 アクション
渓流 ドライフライ #12以下 7-1/2〜8-1/2 #3〜#4 ミディアム
管理釣り場 ドライフライ #12以下 8-1/2〜9 #3〜#4 ミディアムファースト
インジケータ #10 #5〜#6 ミディアムファースト
引っ張り #8〜#10 #6〜#7 ミディアムファースト
ドライフライ #12〜#14 #5〜#6 ミディアムファースト
引っ張り #8〜#6 9以上 #7〜#8 ファスト
 釣り場と釣り方によって、複数のロッドが必要になる事が分かります。

 上記をカバーするには、#3か#4のロッド、#6のロッド、#8のロッドがあれば良い事になります。

 そこで、初心者の方は、まず管理釣り場で釣れるようになる事を目指すのが近道なので、
 #4と#6を持つことを薦めます。

 更に、キャスティング練習のやりやすさを勘案して、#6の’8-1/2〜’9 を持つ事を薦めます。

☆釣り場の様子とターゲットによって変わる長さと番手

 勿論釣り場の環境によっても番手は変わって来ます。
  ・広さ・・
   ようらく、片品川国際マス釣り場、その他の小渓流タイプの釣り場では、遠投する必要は全く無いし、
   バックスペースも限りがあるようなシチュエーションでは、長さも7フィートでも良いと思います。

   逆に、加賀FAのスペシャルポンドのような広い釣り場では、9フィートあっても問題ありません。

  ・魚の大きさと使うフックの大きさ
   とにかく大きいのを狙いたいという事になれば、おのずとフックサイズが#8など、大きく重くなります。

   こうなりますと、番手が#6でも綺麗にターンオーバーさせるのが難しくて、#7、8のロッドが
   必要になります。

  ・使うティペットの太さ
   とにかくスレていて、ティペットが7X以下でないと難しいという場合は、ロッドも#3以下にしたいとか。

  ・風が強い
   真冬の加賀FAスペシャルポンドなどでは、北西の季節風が強く吹きます。季節風は、キャスティングを
   難しくする一方で、大型魚の活性を上げますので、風でめげていては大型は釣れません。

   そうしますと、ロッドの番手も#8を選択して風に負けないようにする必要があります。

   どの釣り場で、どんなシチュエーションで、どんなタックルで狙うのかがはっきりすれば、
   ロッドの選択も絞られてきます。

☆フライロッドの購入に関して

・残念ですが、過去に国産メーカーさんのロッドを購入し、トラブルがあった事で、今は全てアメリカ製のロッドしか
 所有していませんので、お奨め出来る国内メーカーさんの心当たりがありません。

 ・そこで、購入に際して注意すべきポイントを説明します。

@フェルール(継ぎ目)の出来栄え

フライロッドのフェルール

造りの悪いロッドは、フェルールに現れます。
・継いだ時にスムースに入ってゆくか? 

・メス側に収まる長さは適正か?
     2本継の場合は、約4〜5cmは入ると思います

・継いだ後に振ってみて、カタカタしないか?

実際に、SAGE社の当時最高級モデルでも、カタカタした
 ロッドがありました。振っているうちに抜けてしまい、
 メスの口の部分にクラックが入ってしまいました。

実際に、友人のT社のロッドで、1cmくらいしか収まらない粗悪品がありました。
 振っているうちに、ポッキリ折れました。

実際に、U社のロッドで、メス側のグラファイトが内側から剥けてしまったものがありました。

Aリールシート

フライロッドのリールシート

・リールがしっかり固定されるか?
・カタカタしないか?
・振っていてリールが回転してガイドとずれないか?

   写真はG-loomis社の#4ロッドのリールシート
   きつい位のはめ合いだが20年経っても全く問題ない。

実際に、U社のロッドで、リングとコルクのはめ合いが緩いものがあり、
リールが外れて、川に流してしまった事がありました。


☆長さ、番手の表示について

フライロッドの表記

・写真は、G-Loomis社の表記です。
  長さは8フィート10インチ
  番手は#6であるという表記です。


フライロッドの表記

・同じく、SAGE社の表記です。
  長さは9フィート
  番手は#6であるという表記です。
  型番の表記は、メーカー毎にまちまちですので、
  カタログ等で確認したほうが間違いないです

☆フライロッドの取り扱いについて

・フライロッドは高価ですから、取扱いに注意して下さい。
 丁寧に扱えば10年でも使えます。

 @持ち運ぶ場合は基本的にケースに入れる。
   直に手で持って持ち運ぶ場合はむき出しても構いませんが、例えば自動車の中に入れて
   釣り場まで持って行くとか。デイパックに入れる。

   運搬用キャリーに縛り付けて運ぶなどの場合はハードケースに入れて持ち運びましょう。

   ロッドの材質は高純度のカーボンですから、一か所に荷重が集中しますと、ポキッと簡単に折れます。

   自分はアルミケースは重くて、持ち運びが大変なので、ルアーロッドなどに使われている薄い透明な
   プラスティックケースに入れています。

A継ぎ目には細心の注意を
   ロッドを継ぐ場合は、継ぎ目のオスメスともに砂などの異物が付かないようにして下さい。

   砂が付いた状態で継ぎますと、継ぎ目にクラックが入って、やがてそこから折れます。

 B全てのガイドにラインを通して使う
   当たり前の話ですが、自分も度々ラインをガイドの1箇所だけ通し忘れる事があります。

   案外気が付かない場合もあります。この状態で、大型の魚がヒットしますと、ガイドに
   通っていない箇所が急激に曲がりますので、そこから折れる事があります。

 Cフェルールはしっかり継ぐ
   フェルールへの継ぎが不十分だと、振っているうちに抜けてしまいます。抜けた瞬間にメス側の口が
   割れる事があります。

    特にシューティングヘッドを使っている場合は、ヘッドとランニングラインの継ぎ目がガイドを
   通る時の抵抗で更に抜けやすくなります。時々チェックしましょう

   最近シューティングヘッドを使う場合は、ビニールテープを巻いて抜けないようにしています。

 D継ぎ目が抜けなくなっても慌てずに
   逆に抜けなくなってしまった場合、自宅に持ち帰って抜きます。
   この際、少し回しながら抜くのですが、ロッドを握っていても滑って回せない事がありますので、
   例えば、台所用品でビンの蓋を回す時に滑り止めとして使うゴムのシート、或いは、
   ガムテープをロッドに巻きつけて、少し太くして握り易くするとか。

 E釣り場から帰ったら
   釣りの道具ですから、基本的には水に濡れても問題ないですが、濡れたままケースに仕舞いますと、
   グリップのコルクにカビが生えたり、リールシートが錆びたりする事があります。

   自分は釣りの翌日に日陰で乾燥させています。

 Fフックがロッドにヒットしないように
   ロッドにキズを付ける原因の殆どは、フックがロッドにぶつかるためではないでしょうか。

   もちろんロッド表面はコーティングされていますので、直ぐにクラックが入る事はありませんが、
   フライの大きさが大きくなって、ウエイトをたっぷり巻き込んだ場合などは、
   シュート時には特に注意して下さい。カーボングラファイトは特に脆いので、キズに弱いです。

 G無理にロッドを曲げない
  ・ 例えば根掛かりした時など必要以上に負荷をかけない。

  ・ 大型魚をランディングする際、ロッドの先端にだけ負荷がかからないようにする。
    柄の長いネットを使うとか、ロッドを持っている手は、体の後ろ側へ持って行って
    急激に曲がらないようにする。

  ・ ロッドの番手に対して、重すぎるラインを使わない。限界以上に曲がれば折れてしまいます。

 Hフライラインに出来るだけ砂等を付着させない。

  ・フライロッドが消耗する箇所はガイドです。最も早く消耗する(すり減る)のはトップガイドで、
   次に曲がりやすい部分が摩耗します。

  ・摩耗しますと、ガイドに小さな溝のような凹みが出来て来ます。こうなりますと、ラインの滑りも落ちて
   飛距離が出ないばかりか、ライン自体も痛めてしまいます。

  ・摩耗は防げないとは思いますが、帰宅してからのラインクリーニング、使用中に砂などが付かないように
   注意しています。

     

☆フライロッドのトラブル

@ダンベルアイがロッドにぶつかって、SAGEの#7がバキッと折れました

  フライの頭の方を重くして動きを良くしようと、アイの近くにダンベル状のウエイトを巻き込んだフライを
  試していましたが
  中途半端なキャスティングをした時、ロッドに当たり、ブランクにダメージを与えてしまいました。
  その次の釣行で、そこから折れました。

 Aケースに入れずに車で運搬していて、SAGEの#4のティップが折れました。

  管理釣り場からの帰り、真っ暗になって大嫌いなやぶ蚊がブンブン飛んでいたので、布ケースにも入れずに
  車のリヤシートに置いて帰宅。シートから床に落ちていたロッドを拾い上げた時、
  どこかに引っかかったのか何の抵抗も無くティップがポッキリ。

 B砂の付いた状態でロッドを継いだので、G-LoomisのIM6のフェルールがバッキリ

  何度か砂の付いた状態で継いでいたが、少しずつフェルールに縦キズが入って来た。やがて魚が掛かり
  ロッドを立てた瞬間に、オス側がバッキリ。

 CSAGEのフェルールが抜けなくなったので、ヘアードライヤであぶったら、塗装が溶けてしまった。

  初冬の丸沼で、手がかじかんで抜くことが出来ず、自宅へ持ち帰って抜くことに。
  温めたら抜けるかなと、軽くドライヤーであぶったら、あっさり塗装が溶けだし、
  それでも抜けず無理に引っ張ったら、バキッと折れました。

 この他良くあるのが、
  ・ロッドを他人に踏まれる。置き方にも注意して下さい。
  ・車に立てかけて、ドアの開閉で挟む
  ・藪漕ぎしていて折る。
  ・場所を移動していて、木に引っ掛けて折る。などです。