Home > 加賀フィッシングエリア スペシャルポンドで釣ろう 初心者のためのHP
ここ数年、加賀フィッシングエリアのスペシャルポンドは魚影が薄くなり、以前より釣るのが難しくなって
いるような気がします。
実際、釣りをしていても周りの人には殆ど釣れていないという場合があって、「釣れていますね」と
声を掛けられる事が度々あるようになりました。
5000円なのにとお怒りの釣り人も居るかと思います。 参考になればと思い、普段やっている事を
書いてみます。
・管理釣り場のエントリでも書いたのですが、やはり釣れるシーズンというものがあります。
・いつも12月に入ってからしか行きませんので、断言は出来ませんが、12月以降の水温が下がって来てからが
良いと思います。
・さて水温が下がって来た年末に出漁! しかし釣れない! なんで?? という場合があります。
・風が全く吹かなかった日に出漁された方は、このような状況になる事があります。スペシャルポンドでは、
風が吹いてくれないと全くダメという事が多いです。
・風によって水面が波立ち、酸素が溶け込むためなのか? 水が動くためなのか?
・色々な管理釣り場へ行きましたが、大抵、水車や、水の流れ込み、滝などがあって、酸素の供給が
少なからずあるようになっています。
・しかしながら加賀スペシャルポンドは、依然と変わらず、3号池からの土管による使い古しの水だけ。
・そんな理由もあって、酸素不足になっている事が予想されます。実際、酸欠になっている様子を
目撃した事もあります
・従って、風による酸素の補給が極めて重要になると考えられます。
・風が無い早朝は、最初の数投だけ釣れて、その後ピタッとアタリが無くなる事があります。
・こればかりは、天候ですので、どうなるものでもありません。
・そうしますと、風の出ている時が勝負という事になります。風が出たのでキャスティングを
止めるという方は、唯一と言っても良いチャンスを見逃してしまっている事になります。
初冬の朝 風が無く、曇ってはいるものの アタリがない
・どのポイントが釣れるのか?
・土管の流れ込み、あるいは、奥の流れ出し。 と思い込んでいる方、ちょっと違っているかも知れません。
・土管の流れ込みも、奥の流れ出しも確かに水が動いています。数年前までは、奥の流れ出し付近は、
表層に大型がうろうろしているのを良く見かけましたが、最近泳いでいる魚を見る事が
少なくなって来ています。
・そこでいつも目安にするのは風向きです。 風下へ入ります。
・そうしますと、その日どの方向から風が吹くのか、を知らなければなりません。従って天気予報で風向きと
強さの時間経過を調べて、頭に入れて出漁します。
・当然これは加賀だけでなく、中禅寺湖や東古屋湖など全てそうしています。
・水温が下がる12月以降の風向きと言えば概ねクラブハウス方向を中心に、北へずれるか、西へずれるかという
事になります。
・時々、好天で南風が吹く場合がありますので、このような日は、土管のある土手のポイントや、一番クラブハウス
に近い、手漕ぎボートが置いてある角が釣れる場合があります。
・キャスティングしやすいからとか、何となくとか のポイント選択はやらない方が良いです。
・更に気にしている事があります。それは水位です。
・冬は渇水になりますので、流れ出しの土管に蓋をして、水が流れ出ないようにして水位を保っていますが、
それでも少しずつ減水して行きます。以前2月に大減水した時に見た光景ですが、鍵状に曲がった内側の突端から
対岸の極端に浅くなっている所を結んだラインから流れ出し方面、即ち池の奥側、トイレのある側が干上がって
おりました。
・土管側は深いのか、濁ってはいましたが、水が残っていました。
・以上の事から、減水して来た時は、深い側のポイントに入るようにしています。
・そんな事もあって、釣りのレポートには水位の情報も載せるようにしています。
・風の所で書きましたが、風が出ている時がチャンスですので、それなりに重い番手のラインが必要です。
・引っ張りの釣りの場合、ウエイトの入ったマラブーパターンを風の中できっちり投げる訳ですから、最低でも
#6以上 自分は通常#8を使います。最近はWハンドロッドでオーバーヘッドキャストする事が多いです。
(理由は単に#8のシングルハンドの軽いロッドを持っていないからなんですが)
・インジケータの場合は#6を使います。風下にいるので釣れるポイントは岸に近くなります。
もっと重い番手を使いたいのですが、ティペットを太くすると食いが悪くなるので、我慢しています。
・最近気が付いたのですが、ティペットを太くすると、食いが極端に落ちる場合があります。
・別のページでも書いたのですが、インジケータの場合0.8号、引っ張りの場合1.2号を使っています。
・2012年の冬に、朝一番で1.2号が合わせ切れしてしまったので、1.5号に換えた途端、
全く当たらなくなりました。
ティペットが原因と分からず、暫くやっていましたが、1.2号に戻した途端に釣れ始めました。
・魚がティペットを見切っているのか、フライの動きが悪くなるのか、何なのかは分かりません。
・これ以上太いティペットを使っている方、一度試してみて下さい。
・釣るタナですが、これは意外とシビアで、かつ一日のうちで上下に動きます。
・いろいろカウントダウンを変えて探るしかないのですが、周りの釣り人の釣れ方も十分注意しましょう。
・風が出てくると、極端に浅くなる場合があります。ただ、昔と異なって表層に浮いている魚が殆ど見えなくなって
いますので、タナも少し深めのような気がします。
・自分は、1インチ/秒(Hoover) か 1.5インチ/秒(タイプ1) のラインを使う事が多いです。
・連続ヒットさせるためにも、必ず毎回カウントして、どの深さで釣れたか記憶して下さい。
・管理釣場といえども、場合によってはカウントダウンタイマーを使います。
・リトリーブのやり方です。ここが最も重要です。まるで魚が居ないかのようにアタリがないという事もあります
この釣り場ほどリトリーブがキーになる場所はないのではないでしょうか。
・一本調子で引かない事。これに尽きます。 2013年の冬はチョコチョコチョコと5回くらいストロークして、
3秒ほど完全停止し、その次の1ストローク目にヒットするか、或いは停止している時にガンッっと
引っ張って行くアタリが非常に多かったです。
・完全停止している最中のアタリを合わせてヒットさせるのは難しいのですが、
この停止を入れないと全くアタリすらないという事があります。
・特にキャスティングした直後の距離のある状態での完全停止は、アタリがあってもヒットしにくいので勇気が
必要ですがこれで随分釣っています。
・出来れば停止中は、ガイドから出ているラインを見ていて下さい。停止するとラインにスラックが入って
グニャッとします。
・そのラインがピッと直線に張る場合があります。魚が引っ張っているのです。手元に感じられなくても大きく
ラインを手繰って合わせて下さい。
・2015年暮れの出漁時は、ファストリトリーブでピーッと引っ張って、パッと停止するとアタリが出ました。
逆に、このようにリトリーブしないと、アタリすらありませんでした。
・その都度、リトリーブの方法を変える必要があるという事でしょうか。
最後に
・本当に釣れない加賀フィッシングエリアのスペシャルポンドですが、勉強になる事も多いです。
・カラーローテーションも大切だと思いますが、自分も色についてはまだ修行中です。
・スペシャルポンドでガンガン釣れるようになりたいものです。
2012年 1月上旬 62cmと63cm 風が出て来た途端にヒット
管理釣り場だから釣れるのは当たり前だと
と思っていると、
1回も当たらないという可能性もあります。