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銀山湖のフライフィッシング

銀山湖のフライフィッシングの釣りレポートreport


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記録# a120
日時 2016年4月30日
天候 雨時々曇り。
やや強い風
水温 8℃
水位 0.7m/日で上昇。
ベイト ワカサギが湧いたが、冷え込みで潜った
その他
ロッド Winston Boron2 '14 #8/9
ライン アトランティックサーモンS1/S2
ティペット シーガーグランドMAX 1.5号



2016年4月30日の銀山湖での釣り

・1年の最大釣りイベントである銀山湖での釣り。Tさん、Oさんと2泊3日で釣行

・2016年は観測史上始まって以来の小雪だそうで、奥只見シルバーラインは4月上旬から夜間通行可能。

・湖面は凍る事も無く、既にワカサギがあちこちに居るという情報あり。

・例年ゴールデンウイークは、ワカサギが居ても探すのが困難な事も多く、トローリングでもアタリが少ない事がある

・2016年は4月21日から岸釣のみ解禁。船釣りは28日からという変則的な内容。

・岸釣のみ解禁と言っても、舟を使えないとなると、北の又の流れ込み付近くらいしか竿を出すことが出来ず、
 何のための岸釣解禁なのか我々には良く理解できない。

・以上のような概況であるが、早期からワカサギが出ているという事で、フライキャスティングで狙うには絶好の
 状況である。

・良い年のおじさんが3名、大いなる期待に胸膨らませ、大量の荷物と夢を乗せた車で桃源郷を目指す。







・ダム下の駐車場で車中泊して、3時30分起床。

・今年もダムサイトにある六方で船を借りる。ご主人が4時にゲートを開けてくれるそうなので、5分前に
 ゲート前で待機。

・ゲートを通過すると、びっくり! 雪が殆ど無い。昨年は六方までの除雪が間に合わず、
 車ではダムサイトまでしか入れなかったが、今年は宿の駐車場までスイスイ。

・水位は昨年より高く、コンクリのすぐ下まで来ていて、ガレ場を降りる必要なし。

・今年の作戦は、岬ではなく、流れ込みやワンドを中心にやってみる予定。

・昨年までは、どうしてもキャスティングがやりやすい岬中心であった。もちろんそこにワカサギがいれば
 全く問題ないのだが、なかなかそのようにはなっていない。そうすると待てど暮らせどなーんにもなし
 という事になりかねない。

・そこで、今回の一押しは、片貝沢である。ここはワカサギの産卵が行われる、かつ比較的なだらかな地形もあり
 フライキャスティングにも向いている。

・Webのリサーチでも、片貝は実績がある様子。

・そそくさと準備し、出船する。

・Tさんは何と六方から上流に行った所にある、昨年も竿を出した突端に上陸して、フライキャスティング
 したいとの事で、そこで船を降りる。

・この辺りはダムサイトに近いので、携帯電話が通じるが、これから我々が向かう片貝沢は携帯は通じない。

・我々は片貝沢を目指す。
2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング
片貝の出会いの手前の切り株のある丘。ワカサギが絡めば絶好のポイント?


・本流と片貝の出会いにある馬の瀬の様子。もう少しで水没する
2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング


・ワンドや流れ込みのポイントは、竿を振れる場所が狭く、又、ゴミや流木で埋まっている事も想定され、
 このような場所では、ムーチングでやるように、ロープを張って船を固定する必要がある。

・さすがにロープを渡せる位の谷間にはトローリング船は入ってこない。キャスティングの人などは流れ込みを
 目指して入って来るので、ロープの下を船が通過できるように、ロープは出来るだけ水面から高い場所に
 張る事が肝心である。

・ということで片貝沢に係留。フライタックルをセットする。






・タックルはWinston Boron 2X ’14 #8/9にアトランティックサーモン30g S1/S2、
 ポリリーダ+ティペットはシーガーグランドMAX1.5号とする。
 フライはグレーオリーブのNスペシャル#6。

・あちこち周囲を探るが、全くアタリなく、「駄目ですかねー」とつぶやく。

・昨年は2泊3日の最終日、終了間際までオケラという状況で、精神的にもつらかった。

・朝一がダメとなると、後は いつ回ってくるかも分からない魚をジッと待つしかない。

・ボイルなどがあればやる気になるのだが・・・

・暫く何事も起きず、時間だけが過ぎる。

・Oさんが「おー、今トンビが何か水面にあるものを取って行ったよ、何か居るのでは?」とつぶやく。

・そこは一生懸命投げていた場所とは全く逆の場所。試しに投げてみますか?と岸ギリギリに向けて一投げ。

・すると、1発で根掛かり。「木が沈んでいるんですねー」とフックを何とか回収。フックのポイントを確認
 しようと竿を立てると、水面に薄茶のモノがピャッっと追って来て、帰って行った。

・心臓バクバク、「アリャ―、何かが追って来た!!」

・次の1投は真剣そのもの、根掛かりしないように少し浅めに引いて来ると、またグーッと重くなる。
 その後一瞬で軽くなったので、根掛かりが外れたかと思ったが、ラインが変な方向に動いている! ヒット!!

・2016年の銀山湖の1匹目は、40cmにちょっと届かないが岩魚である。

2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング

・2泊3日の初日、竿を出してから2時間程度で、最初の1匹。幸先が良い。

・「やっぱり、トンビがワカサギか何かを捕って行ったんですかね−」

・写真を撮ったりして少し時間が経ってから、同じ所に投げてみる。するとプルプルっというアタリが!

・これはヒットしなかったが、まだ魚が居ると分かったので、Oさんにヒットポイントを教えて狙ってもらう。

・すると、Oさんにも岩魚がヒット!!

・トンビ様様、神の使いか!、トンビが魚を捕らなかったら、Oさんがそれを目で追っていなかったら、
 この2匹は釣れていない。

・銀山湖や田子倉湖などは サクラマス、岩魚の主食はワカサギであることから、このワカサギが起こす僅かな
 波紋やライズ、魚影などを見逃してはいけない。

・更に、岸ギリギリで起こるボイルなどの音も、落石かなと思いながらも、探ってみる必要がある。

・今回更に、トンビの動向も注視する必要がある事が判った。

・この辺がいつも行っている釣り場とはかなり違う所ではある。







・ワカサギが居る場所を集中的に狙おうと相談する。

・その後全くアタリがなくなったので、ワカサギが居たのか見てみるが見当たらず。

・それではと、ワカサギを探しにあちこち行って見る。

・片貝の岸辺、少し居る。片貝に入っている小沢にも少し居る。フライで狙ってみるが、アタリなし。

・神社下・・・見当たらない

・中の又へ行って見る。

2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング
中の又へ行く途中。天候が回復して来た。



2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング
中の又の突端辺りでワカサギを探す。

・昨年は結構早くからワカサギが居たのだが、全く見当たらず。

・中の又付近の小さな流れ込みも探してみるが、全く居ない。

・それではと北の又細越あたりの流れ込みも見てみるが、居ない


2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング

・仕入沢と本流の合流点付近へ行って見る


2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング

・ここではほんの少し、ワカサギが見つかった。ちょっと船を係留してフライをキャスティングしてみるが
 アタリなし。

・この時期は15時30分頃、夕マズメになるので、夕マズメをどこでやろうか相談。

・結局、ワカサギの魚影が一番濃いのは片貝沢付近という結論になり、戻る事にする。

2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング
片貝沢の流れ込み

・16時まで竿を出すが、アタリなく納竿

・係留していたロープをほどいて、長靴の底に着いた泥を落そうと、舟べりから足を出して湖水でジャバジャバ
 やっていたら、目の前でワカサギが飛び跳ねた。

・直後にゴボッというボイル。30cm位の魚が目の前でワカサギを捕食して行った。

・明日、釣ってやると心に決め、六方へ戻る。
2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング
穏やかな湖面 遠くの山には雪があるが、湖周辺の雪は融けた。

・そうそう、今年からキープリミットが設定された。

2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング



・夜は、定番の高級肉を使ったすき焼き。

2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング


・こんな感じで美味しそう。
2016年4月30日 銀山湖でのフライフィッシング

・お腹いっぱい食べて、満足満足。





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