・ヘッド全体がトップガイドから出るまで、ロールキャストを行います。
・この際、トップガイドからヘッド繋ぎ目までのランニングラインの長さを「オーバーハング」と呼んでいます。
・オーバーハングの長さは、50cm〜100cm位が普通ですが、ヘッドの全長やロッドとのマッチングによって 丁度良い長さがありますので、いろいろ試して下さい。
・体に近すぎると、シュート時に竿に当たるか、シューティングヘッドにフックが絡んでしまいます。
少し離して折りたたんだ方が良いかと思います。
・ヘッドとリーダーの繋ぎ目の位置を、右斜め45度位で竿先が届くか届かない位の位置にしています。
繋ぎ目の位置が遠すぎる(沖すぎる)と、アンカーが切れにくくて飛距離が出ません。
近すぎる(手前過ぎる)とアンカーが切れるのが早過ぎてパチンと音が出たりします。
早く切れすぎても飛距離が出ません。
・この位置に折りたたもうとしますと、ロールキャストの様にロッドを立ててしまうと近すぎてしまうかも知れません
私はスリークォーターにロッドを動かしてラインをリフトして(飛ばして)置いています。こうすると丁度良い
位置にきます。
・折りたたみはの形はN字型を薦めます。スイープ中の水切り音が少ないと思います。
・深くウエーディングしている時ほど、真横に折りたたむ感じで、浅くウエーディングしている時は、
やや右斜め前方向に折りたたみます
・折りたたみは意外と重要で、うまく行かない時に無理にキャストしても、ミスキャストに終わる場合が多いです。
・右からの風の時は、ロールキャストを右斜め45度位に打ってから、折りたたみます。従ってかなり右の
遠くに折りたたんでいる感じになります。こうするとスイープ中に風で流されても体に当たりにくくなります。
ロールキャストは、斜め右に打ちましたがキャスティングは、正面に向かって投げる訳です。
・なるべく、ぐちゃぐちゃにならないように折りたたんで下さい。
・ゆーっくりとスイープ動作して下さい。水切り音を小さくするように。
・ライズがあったりすると焦って、動作が速くなってしまう時が良くあります。うまく投げられなくなります。
・竿先が自分の真横を過ぎたら、竿先を2次関数のグラフのように急激に立ち上げます。
・立ち上げ切ったポイントが、フォワードキャストに入るポイントになります。
・シュートはフォワードキャストと全く同じです。スイープは竿先を2次関数的に動かしたのですが、
シュートは1次関数的に直線に動かします。シングルハンドのシュートと同じです。
・シュートの動作に入るタイミングですが、自分は、折りたたんだラインの先の方が後方に引っ張られた時に
しています。スイープ動作をしても、シューティングヘッドの先の方は動かないのですが、スイープの
終わりになるとDループが出来てきてヘッドの先の方が後方に引かれます。このタイミングでフォワード
キャストに入ります。
先の方といういい方はあいまいですが、先端ではなくて自分の真横からちょっと右斜め前に折りたたんだ
ラインがあるのですが、ここがピッと引かれるのです。
・注意するのが、竿先の終点位置です。スイープで立ち上げ切ったポイントから、直線に動くようにして下さい。
円弧を描くと、ループは広がり、だらだらとなってしまいます。
・シングルハンドロッドでも、シュートの時にピシッと竿を止めてやる事で、ナローループが出来ますが、
Wハンドも全く同じです。
・ロッドの加速のやり方も、シングルハンドを思い出してください。フォワードキャストに入った直後から、滑らかに
加速して、ストロークの最後の所で最大のスピードになるようにしていますよね。全く同じです。
焦って、フォワードキャストに入った瞬間に最大の加速を与えてしまっている人が居ます。最後の所で竿が
曲がっていないのでリキんでいる割には飛びません。
・向かい風の時は、スイープの立ち上げ位置を意識して高くします。シュートの方向を少し低くします。
・追い風は逆にアッパーカットになるようにしています。これもシングルハンドの時と同じ考え方です。
本当は動画が良いのですが、まだWebに載せる技術が
ないので
自分もまだうまく出来ないのですが、
ロッドティップを同一平面で動かし、
シュート時には直線に動かす事
シュート時は最後にティップのスピードを最大に
する事 でしょうか。