2019年5月3日の銀山湖での釣り
・2日目は天候も回復し、更にワカサギが接岸する可能性がある。今日こそデカいサクラマスを釣りたい。
・桟橋で知人と1年ぶりの再会。3日、4日と船を借りているそうです。昨日の様子などを簡単に説明。
・昨年、初めて銀山湖へ来て、フライでデカいのを掛けたという強運の持ち主です。
残念ながらティペットを切られてしまって魚の顔は見れませんでしたが。
・自分などは、銀山湖でフライで釣れたのは、何年も通ってからですから。
・作戦は昨日と同じ、まず朝一は実績のあるポイントへ上陸。
・足元を見ると昨日よりもワカサギが多く、産卵の態勢に入っている。(追いかけっこしながら、
グルグル回っている)
・これは期待できる。ここ数年では、一番のワカサギの量である。
・やはり大きなワカサギの群れには良型の岩魚やサクラマスが着く事がわかっており、この群れと、
ストラクチャーが絡むポイントで竿を出すことが必須。
・という事で、ワクワクしながら竿を振るが、全くアタリが無い。ワカサギはさらに増えている。
・増えているのだが、岸から2m位離れた場所をチョロチョロ泳いでいる。
・これは、怯えていない事を示しており、近くに外敵が居ないという事になる。
・追われているワカサギは、岸にべったり付いていることが多い。
・しばらく探るが、追いも見えず、こりゃ一体どうした事か?と心配になる。
・岸に沈んでいる切り株の横から、小型の魚がフライをチェイスする姿をようやく目撃。ホッとする。
・Tさんから無線が入り、やはりアタリなしだが、どうしちゃったんだろとやり取りしていると、
ピックアップ寸前 足元から良型の魚が、フライに襲い掛かる。
・手ごたえがあったので、竿をあおって合わせるとヒット。
・同時にTさんにもヒット、しかしバレたーという声が。
6時38分 45cm位の岩魚ヒット。
・かなりの良型で、ファイトもなかなかのもの。
もう一枚 胴体に傷があった。おそらくミノーのフックが掛かった跡ではないか?
・今回、ロッドの取り回しがやりやすいように短くて、ラインも軽い番手にしたのだが、
予想通り 足元でチェイスしてきた岩魚に対応しやすい。
・オケラを回避したので、六方で作ってもらった、朝ごはんのおにぎりセットを食べる。
・甘露煮や、たくあん、ウインナー、卵焼きなどが付いていて、こりゃうまい。写真を撮影するのを忘れ完食
・しばらくして、先ほど切り株から追ってきた魚と思われる小型がヒット
7時50分 ようやく2匹目 小型
・同じ立ち位置から、扇状に探っていると、やや沖目でヒット。
8時20分 35cmクラス
・背中がグリーンで凄く綺麗だったのだが、カメラを構えている間に色がなくなってしまった。
・アメマス系の岩魚で、オレンジの斑点がない。
・ここで3匹ヒットしたので、ポイントを移動することにする。
・白板岩から上流方面を見て回る。何カ所か、ワカサギの群れを確認するが、垂直の崖になっており、
船が止められない。
今日は朝からよく見えます。
・南沢の放水口よりも上はどうなんだろう、とワカサギを探してゆく。
・大岩や、切り株などがある場所に、1群れ居るのをTさんが発見。いかにも釣れそうな場所で、
上陸できそうなので、竿を出す。
・自分にはアタリが無かったが、Tさんにヒット。次の瞬間、「あー バレたー」との声、更に「切れてる!」
・何とラインブレイク。ごっついティペットを使っているはずだが?
ここでやられました。 Tさん 無念
・その後、片貝はワカサギ居ないのかな?と最上流まで探すが、見つからず、引き返す。
片貝バックウォーター 水は澄んでいる
片貝と本流の合流点の島が水没寸前
・片貝から戻って来る時に、先ほど大物を逃げられたポイントでTさんが再度挑戦。残念アタリなし。
・上流方面にはワカサギが見えないので、北の又方面へ行ってみる。
・本流と北の又合流点のダム側のガレ場などを確認するが、全く見えない。
・という事で、白板岩から上流方面の崖付近へ、再度戻る。
・崖に沿ってワカサギを探していると、突然「ゴーっ」という雪崩の音。
・舳先で立っていた自分はすぐに態勢を低くして、船の急発進へ備える。それを確認したTさんが
スロットルを開ける
・すぐ後ろの崖から大量の雪の塊が落ちてきた。水しぶきが船のすぐ近くまで飛んできた。
・間一髪だった。あと数秒早く起こっていたら、逃げられなかったかもしれない。
・通り過ぎた後に起こったので、スロットルを開ければ良いが、通る前だったら後退に入れて逃げる事も
できなかっただろう。
・車は急に止まれない。が 船はもっと止まれない。
・崖と平行に航行していて、崖の上の雪の様子が見えなかった。
・ここでワカサギの群れを確認。何とか垂直の崖に突き出た小さな岩にロープを結んで釣り開始。
・少ししてアタリがあって岩魚ヒット。
12時 30cmクラス
・すると、近くの崖下のくぼみ辺りで突然 ガバッとボイル!
・すぐにフライを投げ込み、高速リトリーブするがアタリなし。興奮しますね。
・船の場所を少し変えて、投げていると、ボイルした方向とは全く違う場所で、アタリがありヒット
30cmクラス 12時40分
・丁度よいタイミングなので、昼御飯にする。
・まずは、エビとしめじのアヒージョ。美味しいですねー(もちろんTさんが準備、調理)
・続いて、待ってました! 真打登場 特製ホットサンド。
これがまた 旨いのです。
・お腹いっぱいになって、眠くなってきた。
・時間も時間だし、最後に朝一でやったポイントへ移動して、探るが全くアタリなし。15時過ぎに納竿
・六方へ向けて船を進めていると、Tさんが、「鳥が、ほかの鳥をいじめてるよ」 と。
・見ると、飛んでいる鳥が水面に居る鳥に、なにやらちょっかいを出しているようだ。
・Tさん「違うわ! 飛べなくなってしまって、水に浮いている鳥を心配して来てるんだ」
・確かに、水に浮いてバタバタ羽を動かしているが、飛び上がれない。
・このままだと確実に死んでしまうので、網ですくって岸に上げようという事になり、Tさんのネットで
そーっと掬い上げる
・じたばたするかと思ったら、さにあらずで、網の下でおとなしくしている。
・相当衰弱しているようで、ブルブル震えているだけ。
・網で掬ったは良いが、どうしたら良いのか、自分には皆目見当がつかない。だいいち鳥なんて触った事もない
・どうやって掴むのだろう? と思っていると、六方の人(すみません、名前を聞くのを忘れていました)が
鳥の胸の下にそっと手を入れると、あーら不思議。鳥が自ら手に乗ってきました。
・魔術を見ているようでした。相変わらずブルブル震えていますが、ちょこんと止まっています
・ぱっと見、外傷は無いようですが、猛禽類にでも襲われたのだろうと推測します。
・とりあえず、対応をお願いし、「頑張れよ」って声を掛けて 桟橋を後にしました。
(後で聞いたのですが、元気に飛んで行ったそうです)
・フライで結構釣れることが分かってきたので、後はワカサギの出方や、そのほかのタイミングが合えば
50cmオーバーがヒットするかもしれない。
・しかーし、トローリングだって50cmオーバーなんて殆ど釣った事が無い。
・次回の出漁まで 1年あるので攻略法を研究しよう。